04/22

さびしがり屋が一人ぽっちじゃ悲しくて
酒は肴の美味しさで深みに嵌り込みます。(˘︶˘).。oO


愚痴は肴のつけ足しに呑み込んでしまえばスッキリするのです。そんな愚図な気持が微睡(まどろ)んで、酒の施しが淀んだ気持を素直に解き放してくれます。そして卑屈な感情が酒の力を得て泣き言に似た本音をつぶやくのです。


「あんたが好きだよ」


我が家の猫さんも、飼い主の泣き言に渋々突き合わされて。
(=^・^=) ニャ~ン
さびしがり屋はいたわりが欲しくて温もりを求めます。
猫さんの体温はまるで湯たんぽ。抱きしめて心が温まります。


昨日はよく働きました。
働き詰めに身体をこき使う。身体が悲鳴をあげて疲れ切った身体を、いたわるように我が家の猫をだきしめる。


「あんただけだよ」(*˘︶˘*).:*♡


猫は人語を話してはくれないが。酒の翻訳機能を得て猫さんの気持を理解しようと努めます。あんたの、そのつっけんどんな素振りが冷たすぎるから、抱きしめたら堪えきれなくなったのか飛び退いてしまいます。
それでも逃げ延びた猫を無理矢理、抱き寄せて頬ずりすればゴロゴロの響きが聞こえてきます。猫も諦めて抱っこされる。


「あんたは、オレの泣き言を素直に聴いてくれるから好きだよ」(*´︶`*)♡
さびしがり屋が一人ぽっちじゃ悲しくて、相棒が居ることで心の拠り所を見つけます。それでも寂しがり屋は我慢するほど心が寛容ではないから、意志が乏しく弱音を吐く羽目になる。


「好きだよ、りんさん」(わが家の猫の名前です( ̄― ̄)ニヤリッ)。
そんな飼い主に付き合わされる猫さんも可哀想な(=^・^=)ニャ~ン。
それでも我儘(わがまま)な飼い主は猫の気持などブイヤッて、独りよがりの愚痴をこぼします。


言葉の翻訳はされないけれど、あなたと私の仲じゃない。
「愛想つかされないようにするね」
 (=^・^=) ニャ~ン
「あんたが好き」
(=^・^=) ニャ、ニャ~ン
そんな時に気持の通じ合う人じゃなく猫がいればいい。
好きだよ。
酔いが深みを増してとめどなく愛情を求めます。
「大好きだよ」
(=^・^=) ニャ~ン
酒は心を癒やして酔が加速します。


昨日はよく仕事をした。そして疲れています。辛抱して身体をこき使い日銭を賄う。本音を言えば仕事をしたくない。でも働かざるを得ない。
貧困者はつらいのです。
自分を褒めてあげようね。
「な、りんさん」
(=^・^=) ニャ~ン
でも、あんたの声もセツナイね。
泣き言はやめようね。
愚痴はやめようね。
「な、りんさん」
(=^・^=) ニャ~ン 


「でも、呑んでいるから言うんじゃないけどさ。あんたの顔、見れば見るほど!」
「それ以上は言わないようにしようね。オレも同類だから」
「本当はネコは嫌いなんだよ、オレは」
「それをさ、奥様があっち(先に天国)に行っちゃったから、取り残されたあんたを面倒見なきゃならなくなったんだからね」
「本当はネコ嫌いなんだから」


言葉は建前を通り越してさびしさから愚痴がこぼれます。
酒は人生の潤滑油。好きになれば幸福に、わがまますぎれば不幸になる。
ありのままじゃ不幸すぎます。


吹き替えのない人生に、建前は字幕で表現して本音をクズ籠に放り込む。その癖が治らない。ありふれた感情だから砂漠ほど乾ききっていないけれどお湿りが欲しい。哀れみがホシイ、ココロに。些細な施しがあれば殺風景な人生にしがみついて行けるのです。
そんな時に、猫さんの存在が嬉しくなる。


人間関係が複雑すぎて疲れます。
「愚痴はよそうね」
「な、りんさん」
(=^・^=) ニャ~ン


気持が通じても言葉が翻訳されないのがさびしいね。
あんた、ちかごろあまり話さなくなったね。
あんた、オレを置き去りにしたら承知しないからな。





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