04/16

偶然のタイミングと時の悪戯が重なれば。
起こるべきして起こる出来事がどんな成り行きで起こるのか!


人の出会いの縁(えん)ほど不可思議なものはない。
偶然のタイミングと時の悪戯が重なれば運命の女神が微笑む?


有りの侭(まま)の気持ちが人の共感を呼ぶ。
楽しく生きられればそれに越した事は無い。


道理の摂理は共感を得る。
けれど、すべてが道理なら心情も色気を失くし面白みもない。
でも、「毎日楽しく生きる」これが普通の人には結構難しい。私もそうだが。
昨日は嬉しい事があったけど今日は落ち込んでいる。
毎日が楽しい事ばかりではない。嫌な事も起こる。
人生、逃げてばかりではその存在価値も疑われる。そして、希望も生まれない。


出来事の喜怒が運命を左右する。
そこで、運命の女神様が切っ掛けのお膳立てをなさる。
すると、ただならぬ出来事が勃発し道理の道筋が書き換えられ、そこに愛が生まれて切っ掛けが出来事を運命という代物に変えるのです。


そして、愛のメニューに勇気という奮起する香辛料が振り掛けられて、より一層燃えあがる。(利き過ぎは良くないが)
もう、あなた無しでは生きられない、なんて事になる。
可笑しなものだ人の生き方なんて。
方程式道理に行かないから面白い。


そして、思い描く理想が出会いを良い方向へと物語を創りあげてゆく。
出会いの感触が素晴らしいものほど、舞い上がる気持ちが大きくなる。そして期待が膨らむのです。人を慕う気持ちが湧き上がります。


運命が出会いを設定して人の縁(えにし)が誕生するのです。
起こるべきして起こる出来事が運命という未来の偶然をお膳立てする。
縁(えにし)は起こるべきして起きる運命だから、偶然の出来事なしでは語れない。


なけなしのお金で買った品物が、その瞬間はとても気に入っていたのに、いざ買ってみたらその気が失せる事がある。


それは選ぶ思考が勘違いを起こした訳ではない。
選り好みする自己の欲が齎(もたら)す結果がそうなっただけの事。
勘違いと一緒に思い違いがある。


前者は洞察力の無さで、後者は記憶の欠落に対する思惑違いを示している。
間違いという記憶違いが時に起こる。


出来心の隙間に自己の欲望が一瞬ではあるが表面上に現れる。
お隣の芝が綺麗に見える様に!


好きな人が目の前にいたら、あなたはどうするだろうか!
ある時期に、青春期に、間違いが起こらない前に? 


素敵な人が微笑んでいたなら!
その微笑みの意図するものが何であるか考えあぐねるか、将又、好きな人なら、即、抱きしめるか?
思考が先か、行動が先か?
未来は不透明なもの。
今の瞬間に未来が決まるなら、その微笑みは何を意味するものだろうか!


縁(えにし)。
結(むす)ばれる。
結婚も然り。
人以外の生き物は子孫の為に結ばれる。
人は心が仕切っている。面倒な精神という感情が人を動かす。
だから、迷いが出る。不思議ではない、当たり前の事だ。
他人同士が結ばれる!


まあ末永く幸せになるか、ならないかは神ぞ知る。
若い時には考えるより身体が先に動くものです。本能という代物が先走り後悔が残る。
結末が見えていたら人生なんて面白くもないが、先見の明のようなヒラメキが時に起こる場合がある。


予知する能力なんて有りもしないのに、ふと閃(ひらめ)く!
感受性が豊かでもないのに、その時だけは溢れる気持ちを抑える事が出来ずに燃え上がる。
熱く燃え上がる情熱が心を支配するのです。
眼の前にはあなただけしか映らない。


想い、慕い過ぎる情愛が一時たりとも、あなたを忘れなくさせる。
世界のすべてが、あなただけになる。
その時は周りの人が何を言っても聞こえはしない。
本人にとっては、あなただけがすべて。
愛って、なんて神秘で紛らわしい代物なのでしょう!
微笑む笑顔が煌びやかに心を擽る。
その微笑みに心が溶ける!


「あ~、あなたは如何して、そう素敵なの」


後悔は後の祭りで済まされません。
悲劇の幕開けにならない様に願いを込めて。 
“ 好き ”
その言葉が未来を変える? 
それとも?



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